正午なりの時々日記

休眠中ですが、時々ささやきます。

イアン&シルビア

最近、市内にレコード屋が新規オープンしたと聞いて、その店に行ってみました(とは云っても、もう1ヶ月も前の話ですが)。そのお店、ブリティッシュ・トラッドを中心に、とても手の届かない値段のレコード群が壁掛けどころか普通にえさ箱に入っているという状態でした。正直、買いものに行ったというよりは、ジャケを"見に"いったと云うべきかも。但し、そんな中でアメリカ盤はかなりお値打価格で、例えば、ジョン・ヘラルドのパラマウント盤が東京価格に比べるとかなり格安で置いてありした。あと、私が買ったのがイアン&シルビアのコロンビアからの2枚目、すなわちラストアルバム。結構安く買えて嬉しかったです。

そのイアン&シルビア、派手さはないけれど、どのアルバムもかなりのクオリティーを有していて私は大好きです。以前は、どうしてもAmpexからのアルバムばかりに気を取られて、ついつい他のアルバムは見過ごしがちだったのですが。どれもそんなに高いレコードじゃないから、なんとなく買い続け、気がついたら知らないうちに揃っていたというパターンです。でもそれらのアルバムを通して聞いてみると、初期のシンプルなフォーク・スタイルから、中・後期の豊饒な音楽土壌を感じさせるアンサンブルまで、これだけハートウォーミングで質の高い曲を演奏し続けたミュージシャンはそうそういないと思います。とりあえず、フォーク畑の中では最も多くアルバムをリリースした夫婦デュオかしらん。あと、私のアイドルであるジョン・ヘラルドが時々バックについてるのもポイント高いです。