正午なりの時々日記

休眠中ですが、時々ささやきます。

Richard Farina

こないだ、とあるレコード屋へ行ったら、たまたまフォーク・カントリー系の在庫が大量にありました。どんなものかと覗いてみたら、へディ・ウエストやジム・ルーニーなどの国内盤から、FolkwaysとかVanguardのオリジナル盤まで、すべて1,000円以下というかなり良心的なお値段。Greenbriers BoysやJohn Heraldソロから、なんとDick Farina and Eric von Schmidt(with Blind Boy Grunt)まで全部1,000円以下。ジャケットも結構きれいで、一体どこから流れてきたのかお店の人に聞きたくなったほどです。
そのDick Farina and Eric von Schmidtによるアルバム、一般にはBlind Boy Grunt(ボブ・ディランです)のゲスト参加でもって語られることが多いですね。でもリチャード・ファリーニャの大ファンである私としては、彼のごく初期の歌が聞けるとあって、これはとても重要な音源です。早熟な印象のする彼が、ここでは瑞々しいフレッシュな歌を聞かせているのも興味深いです。さらに、後年発表されるMimiとのデュオ曲のプロトタイプ的なものもいくつか収録されていますし。Richardがあまり多くのアルバムを残していないこともあって、単に初期音源という記録的な意味合いだけでなく、中身も含めて私にとっては大切なレコードです。