正午なりの時々日記

休眠中ですが、時々ささやきます。

クリスチャン分析化学Iという、大学学部生用の教科書。その第7章「酸塩基平衡」の冒頭に、何故かしらティモシー・レアリーの以下の言葉が引用されています。
"酸には三つの副作用がある。長期記憶の増大、短期記憶の減少、そして、三つ目は忘れました"
いわゆる"酸"とLSDをかけあわせた巻頭言。ここでの"酸"は邦訳せずに、そのまま"acid"としたほうがよかったかも。もし自分に翻訳分担が回っていたら、本文そのものよりもこの1行にかなりの時間と気合をかけてしまいそうです。それにしても、この教科書は教育だけでなく実用の観点からも広く読まれているものなんだけど、ティモシー・レアリーを引用するとは、なかなか粋なことをするものですね。