正午なりの時々日記

休眠中ですが、時々ささやきます。

少しだけゆがんで見える景色

shogonari2005-11-24

通勤途中で、神社の鳥居を写真に収めている人を見かけました。丁度、鳥居の外から内部を覗くように撮影していました。そういう風に撮った写真って、確かに面白そうですね。鳥居で切り取られた箇所は、その外とは何だか雰囲気を異にして見える気がします。その内部だけ屈折率が少し違ってて、ややゆがんで見える感じ。実際、鳥居とは天つ神、国つ神の世界への入り口らしいですし。神道を例に出さずとも、別の世界との境目という印象を見た目からも十分受けますね。
鳥居のほかにも、十字路、橋や踏み切りの向こう側なんかもそう。異界との窓口というと大げさですが、見慣れた景色であるにも関わらず、それらの向こう側は少しだけゆがんで見える気がします。そういうところからじわーと現れるものを歌にしていきたいです。まあこんなこと、霊感さっぱり無しの私が言ってもしょうがないことですが。