正午なりの時々日記

休眠中ですが、時々ささやきます。

福来博士記念館

shogonari2005-11-28

日曜日に、高山市にある福来博士記念館に行ってきました。駅から歩いて20分というロケーション。古い町並みを見ながら、そぞろ歩きをするのに丁度いい場所です。さて記念館は照蓮寺という寺社が管理しているとのことで、まずはそこへ行き見学料を払います。お寺の拝観料金と併せて200円なり。しかし、記念館自体は照蓮寺からかなり離れたところにあり、しかも建物は無人。これだったら、別に料金支払わずとも入れるやん。まあ、そこはカンパ代と思いつつ記念館に入ります。どうでもいいですが、隣接して茶屋が建っており、そこだけがお客さんで結構賑わっているのが変な感じでした。
記念館とはいっても、部屋数はわずか1室。規模も展示品の数も、期待していたほどじゃなかったです。なんでも展示品は、これまでに盗難の憂き目に度々あってきたために、その多くを別の場所に移したそうな。明治史にその名を残す学者の記念館としてはちょっと寂しい思いを禁じえないです。けど、三田氏の月の裏面念写とか、長尾郁子の心の念写などは関連試料と一緒に展示してありました。あと福来博士の生い立ちも、豊富な写真とともに辿ることが出来ます。まあ、ここだけを目当てに行くと、ちょっと肩透かしを食らうかもしれないけど、高山を訪れる機会があれば是非見学する価値はあるでしょう。
なお、写真はこの記念館を正面から撮影したもの。ちなみにこの建物、誰が写真を撮ったとしてもこのアングルになります。