正午なりの時々日記

休眠中ですが、時々ささやきます。

No Direction Home

ボブ・ディランドキュメンタリー映画"No Direction Home"を観ました。ディランが如何にしてディランになりえたかを、本人や友人等のコメントを軸に読み解いていく3時間。そのテーマ自体はもちろん十分興味深いものだけど、まずは当時のパフォーマンスの格好良さに単純にしびれました。それが正直な感想かな。特にニューポート・フォーク・フェスの未公開部分では飄々とした表情も見られて、チャップリンと評された(確か、誰かのコメントであったと思うけど)ステージングの一端を垣間見たような気がしました。あと、この映画でハイライトを為す、ホークスを従えてのツアーシーン。ファンだったらしっかり目開いて見ないといけないシーンなんだけど、その後でナッショビル・スカイラインやセルフ・ポートレートが聞きたくなる私は軟弱者です。
どうでもいいことだけど、やっぱり"Like a Rolling Stone"はみんなで大合唱するタイプの曲じゃないよなあ。特にこの映画での演奏シーンや、その時の客とのやり取りを見てると、その認識がますます強くなります。