正午なりの時々日記

休眠中ですが、時々ささやきます。

正午なり&東洋之+河端一ライブ終了しました

この冬一番の冷えこみという寒空の下、ご来場下さった皆様、どうも有難うございました。また、共演のFlyline(臼井さんとKeiさん)と一ノ瀬さんデュオ、そしてお店のスタッフの皆様にも感謝です。さらに、東さんと河端さんもお疲れ様でした。
出演の3組ともそれぞれ違った魅力があって、いい企画になったのではないかと思います。それにこの日のお客さんの雰囲気がとても暖かく、演奏中の緊張感とは対照的にバンド入替え時にはリラックスした和みの空気も感じられました。そうした雰囲気作りに貢献したかもしれないのが、うちのカミさんによるチョコレートのプレゼント。バレンタインデイを先取りして、この日の共演者とお店のスタッフにチョコを用意しまして、このことが出演者間の絆(?)を深めたのではないかと。特に東さんと河端さんのモチベーションはこれでぐぐっとアップしたかも(笑)。そういえば、この日のカミさんは司会進行も担当するなど八面六臂の大活躍。モンタレーのフェスティバルをはじめ、海外のロック系イベントでは簡単な紹介が入ることが多く、それを参照したのですが、このことも会場の雰囲気作りに貢献したかもしれません。
さて、この日の一番手はFlyline。臼井さんとKeiさんによる即興ギターデュオです。轟音が中心と聴くと一見ワンパターン的な印象を受けますが、実際の演奏はバリエーションが豊富で見るものを飽きさせません。もっと長く聞きたかったです。2番手は一ノ瀬大悟デュオ。コントラバスクラシックギターのデュオでして、変拍子も交えたジャズロック的な演奏が中心です。リズムとメロディの調和が見事で、じっくり聴き入っても魅力的だし、リラックスしながら聴いても心地よく響き、間口の広い音楽だなと思いました。さらに、このデュオのお客さんの中に意外な知人がいることを知って、それも驚きでした。そして最後に正午なり+東洋之+河端一。演奏直前ステージ上ではちょっとした理由から横溝正史「獄門島」の俳句3句でプチ盛り上がりを見せます。開始前になんでやねんという感じですが、その3句がすらすら出てくるバンドというのもすごいのでは。この日のセットリストは、火薬〜鬼火〜砂丘〜春に溺れて〜新曲(仮題は"沈黙")〜薔薇をかくして〜海から〜向日葵(アンコール)。アンコールまで頂いて感激です。それにしても東さんと河端さんのお二人には本当に感謝です。歌を大切にして演奏してくれているのがよく分かりますし、逆に歌のほうでも演奏に刺激されるかたちで、互いにどんどん高めあっていく関係が築けているように思います。実はお二人とも本番の時点で演奏曲をはじめて聴くという状況、すなわちステージ上での「せーの」で即座にあわせてもらっています。やってる私でさえ驚きですので、聞いている方々はとてもその場で聴きながら対応しているとは信じられないのでは。そんな演奏に支えられ、この日は本当に気持ちよく歌うことができました。その気持ちよさや高揚感が少しでも来場下さった皆様に伝われば幸せです。そのお二人、河端さんはまさに本日(2/7)高知のChaotic Noise(088-871-0481)にて、また東さんは2/10にK.D.Japon(052-251-0324)にてライブがありますので、ぜひそちらも足をお運び下さい。最後にご来場の皆様、改めまして有難うございました。