正午なりの時々日記

休眠中ですが、時々ささやきます。

「活火山の下」の復刊

マルカム・ラウリーの「活火山の下」が3月に復刊されます!タイトルが「火山の下」に変更されるそうですね。何より新訳というのが嬉しいです。大江健三郎の「レインツリーを聴く女たち」にこの作品が紹介されていて、どんな作品かしらと興味を持ったものの、すでに本屋では入手困難な状況。その後、学校の図書館で見つけて借りてみたものの、読むのにえらく時間がかかり、結局最後にたどり着く前に貸出し期限が切れていまいました。言い訳ですけど、文章が晦渋というわけではなく、単に訳が読みにくかった気がします。それ以来、古本屋で見つけても目が点になるような値付けがしてあって、読む機会をずっと逸し続けてきました。そんな中、今回の新訳は本当に有難いです。かすかな記憶では、真昼間から酒浸りの生活を送っている主人公に対して、まったく羨ましさが感じられないという珍しい作品(どんな作品じゃ?)だったように思います。とにかく今度こそ、最後まで読み切るぞと意欲満々の私です。
そうそう忘れていましたが、今日はバレンタイン・デー。ということはティム・バックレーの誕生日ですね。母性本能をくすぐっては女性からモテモテだったに違いないティム・バックレー。そんな彼とバレンタイン・デーが私の頭の中では見事に結びついています(どうでもいいことですみません)。