正午なりの時々日記

休眠中ですが、時々ささやきます。

フィギュアスケートの選曲

先週、仕事の山場が二つもありましたが、昨日も大一番が一つ。何とかこれも無事終えて、今年度もひと段落という感じです。

話はがらっと変わりますが、バンクーバーオリンピックもそろそろ終盤ですね。特に、ここ数日は何といってもフィギュアスケートの話題で新聞やニュースはもちきりです。正直、芸術点の存在する種目というのはピンとこない性分でして、人はどれだけ飛べるか!とかどれだけ速いか!という単純な尺度しか持たない私にはフィギュアはよく分からない競技です。しかし、そんな私でもニュース報道を通じて気づいたのが、この競技は選曲で審査員の評価がかなり左右されそうということ。そのニュースでは、ビートルズのア・デイ・イン・ザ・ライフのヘンテコ(失礼)なギターインストで競技をする選手が紹介されてたのですが、素人目にもこの演出では場はさほど盛り上がらんやろという感じでした。

一方で、ニーノ・ロータの「道」だったら緩急もしっかりついているし、人懐っこい(?)旋律が中心ですし選曲の時点ですでに優勢に立っている気がします。フェリーニとロータの組合せだったら「道」だけでなく81/2のジンタとか、アマルコルドでスケーティングする様子も見てみたいな。いや、それよりも、砂丘とか海からなどの正午なりメドレーでの演技を是非見てみたいところです。愛知県同士のよしみでどなたか是非ここはひとつ。

ところで、この「道」って、おそらく日本で一番浸透しているフェリーニ作品ですよね。その体の80%以上は007シリーズとトラック野郎作品で出来ているはずのうちの親父もこの作品だけは知っていました。まあ、親父世代の人は映画をよく見ていたことも関係あるのでしょうね。