正午なりの時々日記

休眠中ですが、時々ささやきます。

ボブ・ディランが来日していますね

丁度今、ボブ・ディランが来日中ですね。コンサートに行くかどうか、かなり悩んだのですが、結局、今回は見送りにすることにしました。そろそろ次回の有無が気になるというか、心配になる時期ではあるわけですが。まあ、その分、家でセルフポートレートナッシュビルスカイラインなどのお気に入りのアルバムをとことん聴くことにします。

80年代中ごろはどうなるかと思ったディランですが、今世紀に入ってよもやの快進撃が続いています。でもよく考えてみたら、不遇の時期とみなされている80年代にしても曲そのものはそんなに悪くはなくて(曲自体のクオリティは今でもそう変わっていないと思う)、単にボーカルと演奏間の相性の悪さが諸悪の根源だったという気がします。もともと名盤の誉れ高いインフィデルはそのままでも勿論のこと、ジャケットがトホホなエンパイア・バーレスクだって音だけでも再度録音しなおせば、今なら英米両国でナンバー1といったチャートアクションも軽く達成しそうな内容では。そういう意味では、歌と相性の良いサウンドを自分自身でプロデュースできるようになったことが最近の好調維持につながっているように思います。写真家の作品を使った印象的なジャケットからも、ここ数年における力の入ったアルバム作りの姿勢がうかがえますし。

でも、そろそろ、あまりにイージーかつ投げやりなポートレートジャケも復活してほしい頃合いですね。